2025/05/19

Taiwan Today

観光

ツーリズムEXPOジャパンに過去最大の台湾館、日本人の新たな台湾旅行ブーム狙う

2024/09/27
周永暉観光署長と台湾観光協会の葉菊蘭栄誉会長らが25日から29日まで訪日、ツーリズムEXPOジャパンに参加して日本の消費者に向けて台湾観光を大いにPRしている。写真は台湾パビリオン。(交通部観光署サイトより)
交通部観光署(日本の観光庁に相当)が日本の年末年始の海外旅行客をターゲットに定め、周永暉観光署長と台湾観光協会の葉菊蘭栄誉会長らが25日から29日まで訪日、ツーリズムEXPOジャパンに参加して日本の消費者に向けて台湾観光を大いにPRしている。今回の訪日団は周観光署長、台湾観光協会の葉栄誉会長のほか、旅行業、宿泊業、航空会社など観光関連業者、観光署の国家風景区管理処、各県・市の関係者ら。ツーリズムEXPOでは観光署の打ち出す最新の台湾観光ブランド「Waves of Wonder 3.0版」を柱にして台湾館(以下、台湾パビリオン)を設置し、台湾観光をPRすると共にB2B商談会を行っている。台湾パビリオンでは様々なDIYイベントやステージショーで、日本での新たな台湾旅行ブームにつなげようとしている。
 
交通部観光署は9月4日に日本市場向けの台湾観光アンバサダーに俳優の妻夫木聡さんを起用すると発表、25日には東京でアンバサダー就任式が行われた。妻夫木さんは9月初旬にプロモーション映像の撮影で訪れた台湾の観光スポットや撮影の感想などを紹介、台湾中南部・嘉義県の阿里山での茶摘み、サンムーンレイク(日月潭)の美しい景色、台湾北東部・宜蘭県でのエビ釣り体験などについて語った。会場では観光署の周署長が妻夫木さんに観光アンバサダーの委任書を手渡し、妻夫木さんは台湾独特の朝食メニュー「吻仔魚炒飯」(シラスチャーハン)をほうばって台湾の庶民グルメと魅力あふれる観光スポットを推薦した。観光署では、妻夫木さんの台湾への思いと日本での高い知名度が台湾旅行に対する日本人の興味を深めてくれるよう期待。アンバサダー就任式には日本の著名なメディアが数十社集まり、台湾旅行に関する話題を盛り上げた。
 
25日午後にはB2Bの商談会が行われた。台湾観光代表団の74社・団体の関係者123名が参与、日本側の業者との商談会では100件を超える取引がまとまったという。また、商談会後に開かれた懇親パーティーでは台湾の先住民族アミ族が歌と踊りを披露して先住民族文化を紹介。特に豊作を祈る踊りは日々回復する台日の観光交流を象徴し、訪台日本人が過去最多を更新することへの期待が込められた。
 
ツーリズムEXPOジャパンは26日に東京ビッグサイトで開幕。台湾パビリオンのスペースは初めて400平方メートルを上回り、過去最大規模となっている。各県・市、旅行会社、ホテル業、レジャー農場など100を超える業者・団体が入居して最新の観光情報を提供している。
 
なお、観光署では10月から年末までの間に台湾を訪れる外国人を対象に、台湾で使用可能な電子マネーもしくは宿泊割引クーポンが抽選で当たる活動を拡大実施する。過去に台湾を訪れたことのある人が10月1日から12月31日までの間に個人旅行で台湾にやって来た場合(滞在日数3日から90日)、5,000台湾元(約2万2,000日本円)が当たる抽選に二回参加できる。従来は一回だけだった。また、初めて台湾を訪れる人の抽選は一回のみとなる。
 
 

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